和歌山電鉄貴志駅には「たま」という猫がいて、その猫が駅長として迎えられ、ことのほか大人気らしい。

その路線を走る電車もとてもユニークと聞き、「たま」駅長とユニークな電車に出会いに、

和歌山まで旅に出てみた…。


9時32分、京都駅発のスーパーくろしお号で和歌山駅へ向かう。そういえば南紀方面への特急には初めて乗るなあ。
この列車は白浜も通るので、白浜のサファリにいるパンダもPR。 京都からの乗客はまばら。新大阪あたりからは、どっと混んで来たが…。
和歌山駅に到着。同じ駅舎の9番線が和歌山電鉄のホーム。そこに停車していた白い車体にひげのデザイン。これが「たま電車」だ。
2両連結の車体には、いたるところに猫の「たま」のイラストがデザインされている。猫好きには「たま」りません。(笑)
いろんなポーズの中で一番かわいいと思ったのがこの「たま」。 終点「貴志駅」にいるのがスーパー駅長「たま」。なぜスーパー???
車内ももちろん、たまづくし。壁紙もドアの内側も。 座席も徹底的に凝ったデザインに。とても楽しい雰囲気です。
このベンチ風のシートがすごく気に入りました。持って帰りたいよ〜。 クッションの部分も、かわいい「たま」駅長でいっぱい。
床はぬくもり感のある板張り。猫の日向ぼっこにピッタリ?
(上)電車内には本棚があり、猫に関する本や、動物の本などが備え付けてあり、走行中の車内で読むことができる。
(左)「たま」本もたくさん置いてあった。こんなにも有名だったなんて…。今回は読む時間がなかったよぉ。残念。

乗車すること30分で終点「貴志駅」に到着。駅舎はこの夏に新装オープン。遠めに見ると猫の顔。 「たま」駅長を見ようと、車で見物に来る人も。せっかくだから電車に乗ってくればいいのに…。
さてお目当ての駅長はいうと、なんとお昼寝中。残念!! それでも「たま」駅長をひと目見ようと、駅長室の前には行列が出来ていて、寝姿をパチリ。
午後1時ごろだったから、絶好のお昼寝タイムだもんなぁ。まあいいか。気持ち良くおやすみ。 カメラには収められなかったけど、駅長は実はこんな顔です。なかなかハンサムでしょ。

和歌山電鉄には「たま電車」の他にも、「おも電」や「いちご電車」というユニークな電車が走っている。はて?「おも電」つてなんぞや???
その答えは電車に乗ればすぐわかった。なんと車内にディプレイ棚が置いてあり、たくさんの「おもちゃ」が整然と飾られていたのだ。だから、「おも電」だったんや。しかも木製だから、ほのぼのしてる。
こちらは機動戦士ガンダムのフィギュア。まだまだ人気絶大。横にはコアファイターも。 これも人気絶大でいまだにシリーズ化されている仮面ライダー。もう形と名前が一致しないけど。
世界的なスター、ミッキーマウスとスヌーピー。同じ棚に入っていて、ケンカしない ? ゲームの人気者といえばドラクエ。スライム達は知ってるが、奥のコワいのは知らんなあ。
これなら分かるぞ、アンパンマンと仲間達。カレーパンマンにバイキンマン、あとは…、誰だっけ? キャラクターものばかりではありません。これは昔なつかしい?レゴで作ってある自動車。人形もカクカクしてるよ。
ぬくもりのある木のおもちゃや、かわいいぬいぐるみも飾ってある。電車に乗りながらいろんなおもちゃを眺めていると、なんだかとても楽しくなってくる。
座席も背もたれの部分が丸くなってたり、座面のデザインがパッチワーク風になってたりして、おもしろい。 車内の一角にはガチャガチャの販売も。和歌山電鉄もなかなか商売上手ですなあ。
今回、「いちご電車」は故障でお目にかかれなかったが、楽しい電車たちに乗れてとても良い体験だった。  将来。また別の楽しい電車が生まれるのを期待しながら、和歌山を後にした。

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